見積書から会社の性格を読む

サイト製作  2007/11/16

WEBサイト構築やシステム開発などを行う際に必ず見積書を取りますが、その見積書の項目及び金額、そして注釈を見れば、おおよその会社の性格を把握することができます。見積書から性格を読み取ることができれば余計なトラブルも防げますし、良い会社を見つけることができます。

では、実際の事例をもとに性格を読み取ってみましょう。
但し私の場合は直感に頼るところがあるので、当然ながら以下が全てではありません。

見積もりは20ページ程度のホームページ作成に関するサンプルです。
実際の見積もりを寄せ集めて作りました。金額は適当です。参考までにどうぞ。

ディレクション費用200,000円
基本デザイン費用300,000円
トップページデザイン費用200,000円
下層ページデザイン費用100,000円

ページ作成費用(20ページ)

200,000円
トップコーディング(CSS/XHTML)200,000円
ページコーディング(CSS/XHTML)100,000円
SEO検索エンジン対策・レベルA250,000円
進行管理・動作確認費用100,000円

※ デザイン確認は画像で提出します。
※ デザインの確認と修正は2回までとさせていただきます。

まず、気になるのが見積もり項目の上下にある「ディレクション費用」「進行管理・動作確認費用」です。これは良く見ますが、直接的な何かに対しての金額ではなく担当者が考えたり、社内を管理したり、動作を確認したりする費用です。

名称的には立派な名前ですが、基本的に見積もり金額自体を上げるために頻繁に使われます。他の部分で金額を増やしすぎたら高く見えますので、それなりのネーミングで項目を作成し費用計上します。
しかし、動作確認費用という項目は納得できません。作ったものを正常に動作させるのが制作及び納品です。確認費用まで発注側が支払うのは微妙ですね。

次に注目が「基本デザイン費用・トップページデザイン費用・下層ページデザイン費用」です。
まず、トップページと下層ページは理解できます。しかし、トップ及び下層にてホームページが出来上がるのに更に基本デザイン費用を計上するのは二重計上ともいえます。

更に、上記デザイン費用に加えて最近流行の「コーディング(CSS/XHTML)」費用が計上されています。
通常ホームページデザインというのは、ホームページの形にするまでがデザインだと思いますが、最近はCSS/XHTMLにするのは普通ではないから別料金を頂くというのが流行っているようです。

これを払わなかったら、通常のHTMLで納品されるのでしょうか?しかし、いつもCSS/XHTMLでデザインしている人がHTMLで作ろうとしたら余計に面倒な気がしますが…

そして、最近見た見積もりで一番衝撃だったのが「SEO検索エンジン対策費用」です。
しかもSEO対策費用が3段階でレベル分けしてあり、それぞれ料金が違うのです。
見積もりを提出している会社はどのように3段階に切り分けをしているのでしょうか?

しかし、検索エンジン対策は重要だから、この費用は絶対必要だと考えている素人担当者もたくさんいるのが実情のようです。

最後に注釈ですが、まず「※デザイン確認は画像で提出します。」に対してですが画像で提出すると、HTMLソースを見られない=納品前にパクられない。メリットは発生しますが、ソースも含めてホームページデザインです。見た目だけではなく、ソースやCSSチェックも必要です。

そして「※デザインの確認と修正は2回までとさせていただきます。」ですが、これは小さい仕事ばかりをしている会社にありがちな注意事項です。しかし、デザインに納得できなくても2回終わったら買い取らなければいけない状況は嫌ですよね。デザインレベルが高ければいいですが。

以上、適当に作った見積もりに対して指摘してみました。
上記全てが正しいとか、間違っているとかではなく項目と数字から会社の性格と読み解くことができるのを理解して欲しいのです。例えば「デザイン費用+コーディング+SEO対策」と書いてあったら、1つのソースに対して3重に計上していることになります。果たしてそのような会社が親切でしょうか?

項目を増やせば、その分見積もりを高くすることができます。
しかし、もっと素直に「正確に」「常識的に」出してくれた方が親切感もありますし共感ができます。
反響のある見積もり戦略は重要です。

「正確に」

「常識的に」

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