無料よりも有料の方が安心?

ネットの世界は「無料」サービスがたくさんあり、無料に対して特別不信感を持ったりしませんが、業界によっては無料、つまりタダの方がお客さんのウケが悪いことがあるようです。例えば「無料サンプルプレゼント」や「無料資料請求」を提供している業界や会社です。

これらの企業は無料で配布することで少しでも見込み客の個人情報を取得しようとします。
少しでも興味を持ってもらった消費者に対しては、無料で送付したあとに追加で購入を促すようなパンフレットや申込書などを強制的に送ったりします。その送付は原則として個人情報を取得したユーザー全員に送付するものであり、最初に送ってもいいですか?などと丁寧に聞いてくる企業はまれです。

もちろん定期配送は停止することができますが、その停止方法をややこしくしたり、停止まで数ヶ月かかりますとシステムが発達した現在では意味不明な理由を並べたりと、必然的に数回は送られるようになっています。

また、資料の送付だけではなく記載した電話番号に営業電話をかけてくる企業も多くあります
このように、一度でも企業側に個人情報が漏れると、強制的に資料が来たり、電話がかかってきたりと「無料」に対するイメージは良いものとはいえません。

そのため、消費者は住所表記を微妙に変えてみたり、電話番号を偽ったりと防御手段を講じるのです。
そうなると企業側は、資料を送れなかったり、連絡が不可能であったりと質の悪い情報が増えていきます。

質の悪い情報が増え、申し込み数も消費者に警戒されて徐々に減っていく。。
この問題に悩んでいる企業は割りと多いのが現実です。

そこで、打開策として最近見受けられる1つの方法が無料から有料への変更です。
タダより高いものはないという言葉どうり、個人情報を入力するサンプル請求などにおいて無料という響きはそれほど良くはありません。無料だから警戒されるのであれば、有料にしようというのが新しい流れです。

その中で実際に有料化しているのが化粧品の「さつまなでしこ」という商品です。
以前は無料でサンプルを送っていましたが、昨年の10月より送料100円となりました。
おそらく企業側としては、コストがかかるから100円でも欲しいという考えはないと思います。

実際に100円取ろうとしたら、決済・回収・経理で100円以上のコストがかかるかもしれません。
ですから、コスト圧縮というよりは、より高い見込み客を捕まえるための作戦と考えるのが普通でしょう。
これが、無料だとあとが恐いから有料の方がまだ安心という理論につながっていきます。

ユーザーの動向は世間の流れとそれに対する経験則でどんどん変化してきます。
その変化を敏感に感じ取ることが一歩先を行くサービスを作り上げることに繋がるのでしょう。
少なくとも無料だけで消費者が喜ぶことはありません。

※さつまなでしこ 100円お試しサンプル

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