商標からサービスを先読み
特許電子図書館から誰でも探せる商標検索。これを利用すると最新サービスを先読み出来る場合があります。
そもそも商標登録とは名称であり、同じ名称で他社がサービス展開を出来ないようにするものです。
その商標登録のタイミングですが、多くの場合サービスを公表する前や公表直前に登録をします。
もし、サービス開始後に商標登録をしようとした場合、他社に商標を先取りされる可能性があります。
そうなると先に始めたサービスなのに商標権がないため、サービス名称を変更しなければいけない状況が発生するのです。
それを防ぐために商標はサービス開始前に登録申請をしますが、商標登録申請をした場合「商標出願」ということで広く一般に公開されます。
通常、商標登録には1登録あたり30万円程度~申請費用が必要です。そして、商標登録までは半年から1年程度かかります。
登録費用は分類を増やせば増やすほど高額になりますので、企業としては無意味に商標を取ることはありません。大抵の場合、新商品やサービスの名称、既存の名称で強化したい場合に取得します。
ただし、先ほども書きましたが出願した内容は全て公開されます。
その為、商標検索で出願中の内容を検索すると将来のサービスを先読みできる場合があるのです。
以下は今年に入って出願された商標の中で「モバイル・ネット・メール」などを含んだ名称リストです。
▼出願日
2007/01/05 モバイル面接
2007/01/12 プレモバ
2007/01/18 ハケンドットネット
2007/01/25 カブトモネット
2007/01/26 ゴルQネット
2007/01/29 探偵写メール
2007/02/06 黒字ネット
2007/02/14 モバレン
2007/02/16 .TV MAIL
2007/02/19 お悔やみネット
2007/02/20 メモリアルプランネット
2007/02/23 モバセク
2007/02/28 モバダイナ
2007/02/28 ポケモバ
上記の中には検索エンジンで検索しても全くヒットしないものもあり、企業が内密でサービス展開を計画している商標もありそうです。
しかし、いくら内密に計画していても商標検索では公開されています。
ライバル会社が他社の商標出願状況を探り、サービスの先を行くことも十分考えられます。
商標を取得すると名称を独占できるため、第三者に侵害されない利点はありますのが、出願のタイミング、出願期間には十分注意が必要です。