人日計算とシステム

日記  2007/8/29

システム開発の見積もりは「人日計算」が多く採用されています。
人日計算とは、作業量・労働量の単位。1人の労働者が1日(8時間)かけてこなす作業量(wikipedia)。
つまり、システム開発の原価は人件費だけであり、人がどれだけ動くかがシステム開発費なのです。

しかし、この開発費の見積もりはどんぶりに近い出し方をします。
また、見積り額は出来上がったシステムの質や価値を計るものではありません。
単純に人件費が○○万円かかったシステムというだけです。

具体的にシステム開発の人日計算の1日当たりの人件費は3万~6万くらいでしょうか?
大手企業になればなるほど高くなります。私がよく目にするのは1人日5万円です。
例えば、2人のシステムエンジニアが1カ月、つまり20日間稼動した場合、5万円×2人の20日間。
つまり200万円となります。

この場合、そのエンジニアがどれぐらいの仕事量をこなせるか?どれぐらいの能力があるかの説明はありません。単純に平均値であり、その会社の誰が担当しても一応同じ値段となります。

しかし、単純に人日計算で見積もりを出されても、担当者の能力や作業量、気分により同じシステムでも20日間でできたり15日間でできたりします。
だからシステムの見積もりは大抵どんぶり勘定です。

しかし、どんぶりと言っても過小見積もりでは利益がでませんので、3日でできると考えても5日で見積もりを出したりします。結局出来上がったシステムに対して顧客が納得する金額であれば大丈夫なのです。

この人日計算の見積もり金額でスゴイのは行政系のシステムです。
受注するのは大抵、名だたる大企業ですが、ちょっとしたシステムでも数億円の費用が必要です。
人日いくらで計算しているのかは知りませんが、相当高いのは間違いありません。

システムを発注する場合は人日計算に悩まされますが、どこかで独自基準を設けて高いか安いかを判断するしかありません。

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