虚像と本質

日記  2007/6/ 5

企業が運営するサイトに掲載するバナー広告は、実力に見合わない価格がついている場合が多々あります。
しかし、価格がつくということは、実際にその値段で広告を購入するする企業が存在するということです。
実力と価格が伴っていない。この場合は営業マンの能力や企業のブランド価値が大きく影響します。

例えば、それなりの見栄えのするサイトAが存在します。
サイトAにはバナー広告やタイアップ記事がたくさん掲載されています。
一方ライバルであるBは、集客力や実力、コンテンツから見ると完全に勝っています。

しかし、どちらが利益を出してるかと言えばAなのです。
Bはサイトの実力はありますが、広告面では大きく負けています。
両者の違いは会社の方針、営業マンの能力が関係しています。

企業がサイトを製作し、広告費だけで運営しようとした場合、サイトの実力以上に営業マンの能力が問われます。
単にサイトを運営しているだけでは広告主がほぼ現れません。ヤフーなどは別ですが…
営業マンの能力が問われるということは、逆に考えればサイト自体がそれなりであれば、あとは営業マンの能力でいかようにでもなるということです。虚像の世界です。

なぜそのようなギャップが起きるのか?
まず、営業される側の企業の広報担当者は皆がWEB広告に詳しいわけではありません。
WEB関係がわからないから、営業担当者の言われるがままに出稿を決定します。

次に雑誌や新聞、テレビCMの片手間にやっている担当者も多々います。
WEB広告費が増えたとはいえ、数千万~数億円単位でお金が動くテレビCMや新聞などの大手媒体に比べると、まだまだWEB広告の料金は小さいものです。

ヤフートップページのブランドバナーでさえ、1週間1千万円程度です。
それらと比べると企業サイトのバナーが数十万円~数百万円のため出稿し易いのです。
しかし、今後WEB広告の比率がどんどん高まり、担当者も勉強をし始めれば営業マンの能力だけではダメになります。これまではサイトの本質ではなく、営業マンのトークで判断をしていた企業が本質を見極めにいきます。

ですから、今後はサイトの実力が重要となるのです。今はその転換期に徐々に入り始めていると思います。
実際に実力がなく、ユーザーのことは考えずに広告ばかりとっていたサイトがバタバタと倒れています。
これまではそれでも通用しましたが、今後は中身、本質が重要です。

中身が伴っているサイトは生き残りますが、中身のないサイトは淘汰されていきます。
それは、ヤフーの一人勝ちのように、一強多弱の世界になっていくのかもしれませんが。

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