妥協と独創

日記  2007/2/23

デザイナー、クリエイターが現場で働く際に必ずブチ当たるのが「妥協と独創」の壁でしょう。
仕事を受注し、それを製作する過程において、自分なりの考えやデザインで作り上げた製作物。
それを依頼主に見せたところ、根本的に否定された。実際の現場ではよくあることです。

しかし、根本的に否定された段階で、どのような行動を取れるかが良いデザイナー、クリエイターになれるかの分岐点でもあると思います。
デザイナーにとっては、何時間も試行錯誤を重ねて作り上げた製作物を否定されますから、精神的なショックはとても大きなものがあります。しかし、ここで最初からショックを緩和させる為に、1から10まで依頼主の要望や支持を受けたり、言われたことしかできないYESマンになったら終わりです。

先日、デザイン事務所のマネージャーも言ってました。
「良いデザインをする為に、採用を増やしている。但し、言われたことしかできないデザイナーはいりません。
一番困るのが独創性がなく妥協だけで仕事をする人。」

否定されたときのショックを和らげるには最初から妥協すればいいのです。
但し、それでは新たな独創的なデザインは生まれてきません。

良いデザイン、独創的なデザインの作品を作るには妥協しつつも独創的なモノを取り入れていく必要があります。
依頼主から要望を頂いたが、その要望を入れつつ自分なりの独創性をプラスできる。
それができるデザイナーは信頼され、そして良い作品が出来上がります。

但し、妥協し過ぎる人もいますが、一切依頼主からの要望を聞き入れないデザイナーもいます。
自分の意思を貫こうとすることは良いですが、要望を聞かないならば、一番大切なデザイン費用はもらえません。
恐らく、ほんのちょっとの差だと思いますが、どのような姿勢で依頼主と向き合うかが良い仕事をするカギとなると思います。

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